代表ご挨拶

平素は格別のご支援、お引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

当社は2017年7月をもちましてお蔭様で創立50周年を迎えることになりました。ひとえに皆様方のご支援ご鞭撻の賜物と、社員一同衷心より感謝申し上げます。これを機に一層精励し、社業並びに医療機器業界および医療の発展に尽力したいと存じておりますので、今後も倍旧のご指導ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

私たちタカイ医科工業株式会社は1967年7月31日の設立以来、[タカイ7訓(次頁をご参照下さい)]の一つ「医療を通じて社会に貢献する」という使命のもと、患者様のQOL(生活の質)を重視した低侵襲性治療の普及、発展の為、日本で最初に内視鏡的泌尿器科手術であるエンドウロロジー技術を用いた医療機器を導入いたしました。

これにより従来の手技より、より低侵襲性な治療を普及させ、患者様のQOLを重視した手技の発展に寄与できましたことは、ひとえに多くの先生方を始め関係者の皆様のご支援ご鞭撻の贈物と感謝しております。

近年、前立腺肥大症などの前立腺疾患が急増していますが、当社は1994年に日本で最初に身体を切らずに治療できるHIFU 治療装置 (Sonablate500-高密度焦点式超音波前立腺治療装置)を導入しました。

また、最近では、日本初のツリウムレーザ(RevoLix120)の発売を開始しました。この装置は革新的なレーザ治療装置で従来のレーザと異なり止血効果が大変高く、スムーズに正確な治療を施行する事が出来、術後の回復も早く、患者様のQOL向上に大きく貢献しています。さらにこのレーザは泌尿器科では腎がん部分切除、膀胱がんなどの治療に使用される他、婦人科、耳鼻咽喉科、外科等でソフトテイッシュ(軟部腫瘍)の治療に使用されています。

また、2016年2月にはBioJet MRI-超音波画像融合システムを用いた「MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺生検法」が厚生労働省より先進医療として認定されました。

MRIとリアルタイム超音波画像を融合することで標的生検が可能になり、過剰な生検を回避でき、患者様のQOLを維持するとともに、将来的に標的生検による正確な病理学的データーに基づき臓器温存の悪性腫瘍のみの標的治療やフォーカルセラピー(局所治療)も視野に入れています。

私たちはこれからも日本の医療の発展に寄与し、また患者様のQOLの向上を目指した安全性・有効性に優れた医療機器をお届けできますよう、社員一同が個々の能力や人間力を高めて全社一丸となって取り組んで参ります。今後共、より一層のご指導ご高配を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。


2017年10月
タカイ医科工業株式会社
代表取締役会長 高井 一夫



当社では、社員が守るべき基本的指針として、次の7項目からなる社訓【タカイ7訓】を定めています。

1.我々は『信頼と創造』をモットーに行動する。

1.我々は医療を通じて社会に貢献する。

1.我々は常に緊張感を持ち手抜きをしない。

1.我々は商品に情報という付加価値をつけて販売する。

1.我々はコミュニケーション機能によって医療の向上へ寄与する。

1.我々は規模の拡大よりも質の向上を目指す。

1.我々は礼節を基本として毎日を行動する。